NanoWorld Pointprobe® NCLはノンコンタクトモード・タッピングモード用プローブです。このプローブは、125µmを超える長さのカンチレバーを必要とするSPMや、高周波数のフィードバックループに対応していないSPMのために設計されました。高周波共振値を持つノンコンタクトモード用のNCHと比べると最大スキャン速度が下がりますが、高い測定安定性と優れた感度、高速測定機能を併せ持っています。Pointprobe® シリーズのAFM,SPMプローブは、静電気の影響を抑えるドーピングをしたモノリシックシリコンで作られています。化学的に不活性で、高感度測定を可能にする高いQ値を持っています。ティップ形状はピラミッドに近い多角形です。
ティップ-サンプル間の耐摩耗性を必要とする測定でのご使用をお勧めします。プローブのティップ側にはダイヤモンドコートを行い、ダイヤモンドの高硬度による高い耐摩耗性を実現し、典型的なティップ先端の曲率半径は100から200nmです。10nmレベルのナノラフネスの効果で、フラットなサンプルの測定において分解能を向上させる場合があります。
高共振周波数のカンチレバーや、長さが短いカンチレバーをご希望でしたら NanoWorld Pointprobe DT-NCHRをお勧めいたします。
この製品にはホルダーチップの背面にアライメント溝があります