PointProbe® Plus (PPP)は、PointProbe® シリーズで実績のある、用途の多様さや、市販SPMで広く使用できる機能を維持したまま、ティップ曲率をさらに鋭くし、ばらつきを改善しました。
鋭いティップ半径と、ばらつきの少ないティップ形状により、さらに再現性のよい、高解像度のイメージを提供します。
NANOSENSORS™ PPP-NCHAuD はノンコンタクトモード・タッピングモード(もしくはサイクリックモードやダイナミックモードとして知られています)用に設計されました。このプローブタイプは高い測定安定性と優れた感度、高速測定機能を併せ持っています。
ユニークな特長:
この製品にはホルダーチップの背面にアライメント溝があります
グラファイトモデル電極とリチウムイオン電解液溶媒の界面観察 グラファイト電極のモデルとして高配向性熱分解グラファイト (HOPG)と、リチウムイオン電解液の溶媒として研究されているテトラグライムの界面構造を観察した例。 測定中のカンチレバーの振動周波数と振幅はそれぞれ92kHzと0.3nmとした。 界面構造に影響を与える空気の混入を避けるために、温度は Ar雰囲気中で298 Kに設定した。 Δf = 1000 Hz のトポグラフィーとして観察できた構造は、HOPG表面に吸着したテトラグライムの分子構造に起因している。 SPM system SPM-8000FM (Shimadzu). Mode FM-AFM
スキャン NANOSENSORS PPP-NCHAuD AFMプローブ
Image courtesy of データご提供 自然科学研究機構 分子科学研究所 湊 丈俊先生
FM-AFMによるアルカンチオール自己組織化単分子膜の水和構造の観察 周波数変調原子間力顕微鏡を用いて、水酸基で終端したアルカンチオール自己組織化単分子膜の水和構造を観察した。(√3×√3)構造とc(4×2)超格子構造の2つの分子構造が観察でき、分子配列のわずかな違いにより水和構造が異なることがわかった。 サンプル:Au(111) 基板上の OH終端アルキルSAM膜 (C11OH) 溶液 :0.1M KCl
スキャン NANOSENSORS PPP-NCHAuD on a SPM9600 modified for FM-AFM (Shimadzu)
Image courtesy of 京都大学 山田啓文 教授 小林圭 准教授